アニメ化も決まった青春ラブコメ漫画「その着せ替え人形は恋をする」の名言・名シーンを漫画の巻数ごとにまとめてみました。
「その着せかえ人形は恋をする」1巻の名言・名シーン・名場面
1巻は主人公・五条新菜とヒロイン・喜多川海夢の出会い、コスプレ衣装づくりの依頼、ちょっとエッチでドキドキする採寸シーン、二人で買い物など名言・名シーンがたくさんあります。
その中でも、特に印象に残ったセリフや重要なシーンをピックアップしてみました。
自分の気持は自分の為に言わなきゃダメだよ
クラスメイトに掃除を押し付けられるけど、本当は嫌だという気持ちを伝えられない新菜に海夢が放った一言。内気で自分の殻にこもっている新菜の心を大きく揺さぶりました。
物語序盤で出てくるセリフで、ここから徐々に物語が動き始める重要なシーンです。
あと、海夢のなんでもズバっと言うところが僕はすごく好きです。芯がピシッと通っている海夢らしい素晴らしいセリフだと思います。
あたしにコス衣装作ってくれないかな…?
雛人形の衣装を作っていた新菜に海夢がコスプレ衣装の製作を依頼するシーン。
このコスプレ作りをきっかけに新菜と海夢が急接近していきます。「その着せかえ人形は恋をする」の最重要シーンといっても過言ではない名場面ですね。
第1話のラストを飾る部分でもあるので、2話以降どういうふうに話が進むのかものすごくワクワクしながらページをめくっていました。
僕はここのシーンを読んだときにはもう「その着せかえ人形は恋をする」の虜になっていましたね。
好きなものに男とか女とかって関係なくない?
海夢がエロゲを好きなことに驚いた新菜に対して放ったセリフ。
「その着せかえ人形は恋をする」のテーマの1つ「好きなことを思いっきり楽しむ」につながるとても重要なセリフですね。
言われればそのとおりなんですけど、こういうセリフをサラッと言える海夢がマジでカッコいい。何いってんの?好きなものは好きでいいじゃんとすべてを肯定してくれるような表情もいいです。
どーこだっ(はーと)
コスプレ衣装を作るため海夢の採寸をしていた新菜に対して放ったセリフ。ちなみにバストポイント間を測定するときのシーンです。
恥ずかしがる新菜をからかうような無邪気な海夢の表情が最高。もてあそばれたい。
行くよっ!ごじょー君っ!
海夢と釣り合わないと悩む新菜の腕をとり、引っ張っていくシーン。
これまでボッチだったせいで自己評価の低い新菜をグイグイ引っ張っていく海夢がカッコ良すぎるます。「新しい世界を見に行こうよ」って言われてる気がしてとてもいいシーンだと思いました。
ウジウジ悩む新菜とグイグイ引っ張る海夢って組み合わせがとてもいいです。
あと、海夢の元気ハツラツな笑顔も素晴らしい。惚れちゃいます。
ごじょー君がいてくれてマジ良かった。サンキュッ
コスプレ衣装の材料を買いに来たときに海夢が新菜にお礼を言うシーン。
笑顔の「サンキュッ」は反則です。めちゃくちゃ可愛い…
素直に気持ちを伝えることが出来る海夢は本当に良い子だなと思います。この唐突なお礼に対して思わぬタイミングでのお礼に顔を赤くする新菜がウブでいいですよね。
このシーンは今後の二人の仲を予感させるとても尊いシーンだと思いました。
「その着せかえ人形は恋をする」2巻の名言・名シーン・名場面
2巻はコスプレ衣装の製作、初のコスプレイベント、新菜と海夢がそれぞれ恋に落ちるなどジェットコースターのような展開でたくさんの名言や名シーンが出てきます。
その中でも特に物語の中で重要になる場面や僕がグッときた名シーンをピックアップしました。
必死にコスプレ衣装を作る新菜
新菜が買ってきたコスプレ用のストッキングを見て倒れて腰を痛める、期末テスト、雛人形店に見学がくるなど忙しさが増すなかで、新菜は海夢のために2週間でコスプレ衣装を作り上げます。
途中、弱音を吐いたり、心が折れそうになりながらも海夢の喜ぶ顔を想像し、初めて頼りにされたことを胸に寝る間を惜しんで必死に衣装を作る姿に感動しました。
ここはもう涙なしには見れない山場のシーンです。
初めてのコスプレ
新菜が必死に作ったコスプレ衣装を初めて海夢が着たシーン。ずっとコスプレしたいと憧れていた黒江雫そのものになれて、海夢も新菜もテンションブチアゲの状態が最高です。
読者としては新菜が頑張って衣装を作っていたことを見ているので、その頑張りが報われて本当に良かったと感動してしまいました。
海夢の最高の笑顔
初めて参加したコスプレイベントで不意に見せた海夢の満面の笑顔。無邪気さと美しさを兼ね備えた笑顔が最高です。
そして、これを見たときの新菜の反応が…
物語のキーポイントとなるシーンですね。
喜多川さん…とても奇麗でした……
コスプレイベントが終わって二人で帰宅する電車のシーン。披露からウトウトして寝落ちする直前に新菜が「奇麗」という言葉を海夢に使います。
新菜にとって「奇麗」は特別な言葉で、心から「奇麗」と思ったときにしか使いません。海夢もこの話を新菜から聞いていました。
そして、新菜から不意に「奇麗」という言葉を言ってもらった海夢は恋に落ちるのです。
作品タイトルの「その着せかえ人形は恋をする」をビシッと回収した名シーンだと思います。
ごじょー君しゅき〜〜〜〜〜
新菜に「奇麗」と言ってもらって恋に落ちた海夢が恋を自覚するシーン。
海夢の心の中の声ですが、しゅきしゅき連呼するのが可愛いですよね。
海夢の笑顔で恋に落ちた新菜、新菜の「奇麗」という言葉で恋に落ちた海夢。二人の今後がますます気になって楽しみになる一コマです。
「その着せかえ人形は恋をする」3巻の名言・名シーン・名場面
3巻は人気コスプレイヤー・ジュジュ様こと乾紗寿叶(いぬい・さじゅな)が初登場する巻です。初のサブキャラということで1巻や2巻とはまた違った新菜と海夢を見ることができます。
3巻も名場面や名シーンが満載ですよ。
海夢のコスプレに対する思い
憧れのジュジュと会った海夢がコスプレ談義をする中で自信のコスプレに対する思いを話すシーン。
見た目がギャルで言動も軽い海夢ですが、コスプレに対する情熱や作品に対する愛情が本物であることが伝わります。本気でコスプレを考えて楽しんでいることが分かるいいシーンです。
紗寿叶も海夢の考えを聞いて少しずつ態度を変化させていき、この後の展開にもつながっていきます。
126話しかないから!!!
紗寿叶と海夢がコスプレをするアニメ「フラワープリンセス烈!!」を見て勉強したい新菜に海夢がサラッと言い放つひとこと。
アニメの126話だと1年半くらい分ですね。
面白いアニメだとたしかにあっという間に見終わるレベルで、海夢の「126話しかないから」に思わず共感してしまいました。たぶん、僕も感覚がズレてます(笑)
アニメ好きと一発でわかる名言ですね。
色んな事やって色んなもん見とけよ。いつか必ず身になるからな
海夢のコスプレに付き合うことで雛人形づくりの練習があまりできていなかった新菜に対しておじいちゃんがいった名言。
コスプレの衣装作りや海夢のメイクをすることでこれまでとは違った柔らかい線を描けるようになったと褒められます。
回り道にも思えることが実は後から身になっていることって何事にも当てはまることで、おじいちゃんのこのセリフを読んだとき思わず目頭が熱くなりました。
それにしても、良いおじちゃんですよねぁ…
一目惚れしたのよ。あなたの作った衣装に
紗寿叶が新菜にコスプレ衣装の製作を依頼した理由を話すシーン。
新菜はおじいちゃんから「この雛人形が欲しい」と目が留まってもらえるように雛人形を作っているという話をきいていました。これはつまりは自分が作った作品で相手を「一目惚れさせる」ことにほかなりません。
紗寿叶から「一目惚れしたのよ。あなたの作った衣装に」と言われて新菜は心の底から喜び、涙を流してお礼を伝えました。一目惚れするような衣装を作れるなんて、新菜はすごいですよね。
新菜のこれからの糧になるとても重要な名シーンだと思います。
じゃあ、あたしと色んなとこ行こーよ!
テストが終わって海に遊びに来たときに海夢が言ったセリフ。
まだ付き合う前だけど、これからも仲良くしたい、一緒にいたいという海夢の気持ちがひしひしと伝わってくる素晴らしいシーンです。
アオハルか!!
とツッコミを入れたくなるくらい甘酸っぱくて、でも高校生らしくまっすぐキラキラしていて胸にグッときました。
尊すぎるだろ、このふたり。
「その着せかえ人形は恋をする」4巻の名言・名シーン・名場面
4巻は海夢と乾紗寿叶(いぬい・さじゅな)の「フラワープリンセス烈!!」の合わせ撮影。ただし、そこにもうひとりのコスプレイヤーが現れます。
4巻は「その着せかえ人形は恋をする」のテーマを強く反映した名言や名シーンが盛りだくさん。
俺がなんとかしてみせます
本当はコスプレがしたい紗寿叶の妹・乾心寿(いぬい・しんじゅ)に対して新菜が言ったセリフ。
なかなか本音を言えない心寿の心を読み解き、助けようとする新菜がカッコよすぎますね。
ONE PIECEのナミがアーロンの支配から救いを求めたときにルフィが言った「当たり前だ!!」に匹敵するくらい男らしくてカッコいいセリフだと思います。主人公だよ、新菜。
胸の内は目に見えないので分からないだけで、誰にでも色々あるんですよ
心寿から見ると何でも出来るように見える新菜も心のうちではいろいろ悩みを抱えています。
同時に、新菜からみて完璧に見えていた海夢も実は不器用だったり悩みを抱えていたりして胸の内は本人にしかわからない事を知りました。
当たり前と言ってしまえばそうなんですが、やっぱり自分から見てすごい人やキラキラ輝いている人って悩みなんてないんじゃないかって思いがちですよね。
「胸の内は目に見えないので分からないだけで、誰にでも色々あるんですよ」というセリフは昔から悩み苦しんできたから新菜が言うからこそ、より響く言葉なんだと思います。
コスプレ心寿の登場
4巻の一番の見所であり名シーン。
ここはぜひ、スクウェア・エニックスの無料マンガアプリ「マンガUP!」もしくは単行本で確認してみてください。
心寿のコスプレ姿に驚きながらも喜ぶ海夢や紗寿叶との姉妹の絆がもう涙モノです。
神回です。
自分の好きなものや、やりたい事を人に言うのって怖いんですよ。勇気が必要なんです
本当はコスプレがしてみたかった心寿の気持ちに気づけなかった紗寿叶に新菜が言ったセリフ。
新菜も海夢に会うまでは自分の好きなことを人に言うことをためらっていました。むしろ、いまでも雛人形が好きなことはできれば隠したいと思っています。
そんな新菜だからこそ、心寿の気持ちを汲み取って上がることができて、さらにその好きなことを伝えるのは勇気がいることだと紗寿叶に伝えることができました。
新菜は紗寿叶と心寿のいい橋渡し役ですね。
1巻からの伏線がしっかりと効力を発揮していてめちゃくちゃ感動しました。
頭師としても成長する新菜
紗寿叶たちのと撮影を終えた新菜はこれまで作ったコスプレ衣装を思い出しながら、雛人形づくりだけをやっていては得ることのできなかった知識や技術について思いをめぐらせます。
3巻で祖父に言われた「色んな事やって色んなもん見とけよ。いつか必ず身になるからな」を実感で来ているシーンです。
雛人形の”頭師”を目指す新菜がレベルアップしている様子がみれるところは読者としても嬉しく感じます。
3巻の伏線を回収しつつ、今後の新菜の活躍にも期待したいとてもいいシーンでした。
「その着せかえ人形は恋をする」名言・名シーン・名場面|まとめ
「その着せかえ人形は恋をする」の名言、名シーン、名場面を各巻ごとにまとめてみました。
どの巻も見逃せないシーンや名場面が多くて何度読み返しても楽しむことができます。
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それでは、良き漫画ライフを!