漫画雑誌「週刊漫画TIMES」連載の「まどろみバーメイド」第2巻のあらすじと感想です。
まどろみバーメイド｜基本情報
| 作品名 | まどろみバーメイド |
| 作者 | 早川パオ（読み方：はやかわ ぱお）（@papao_pao） |
| 出版社 | 芳文社 |
| ジャンル | ハートフル、人情、カクテル、グルメ |
| 連載 | 週刊漫画TIMES |
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まどろみバーメイド｜第2巻の主な登場人物
月川 雪（つきかわ ゆき）
凄腕のバーテンダー。屋台バーで客に合わせたカクテルを提供している。
2巻では豚が懐いたり、屋台の名前が決まったり、凄腕バーテンダーにカクテルを作ったりと大忙し。
騎帆、日代子と一つ屋根の下で暮らしている。
陽乃崎 日代子（ひのさき ひよこ）
雪と一緒に暮らすフレアバーテンダー。
目立ちたがり屋でぶりっ子。巨乳。
伊吹騎帆（いぶき きほ）
一流ホテルに勤めるエリートバーテンダー。
雪、日代子と一緒に暮らしている。
バンブー
雪の屋台にやってきた豚。
あれこれしているうちに雪に懐いてしまい、最終的には家で「番豚」として飼うことになった。
上森祥子（うえもり しょうこ）
雪の幼馴染で「なんでも屋」を営んでいる。
ロングの黒髪で眼鏡をかけた美女で巨乳の持ち主。
雪の屋台バーを修理する。
剣堂
第1話で雪の屋台バーを訪れたサラリーマン。
香港No.1バーテンダー・アシュレイ・フーを探している。
フーを日本に呼ぶために雪に協力を依頼する。
アシュレイ・フー
香港No.1バーテンダー。世界最高峰のシェイク技術を持っている。
カクテルのコンクールで暴行事件を起こし、表舞台から姿を消した。
まどろみバーメイド｜第2巻のあらすじ
第8話｜なきたいや
雪は優が故郷で飲んだ「なみだのウイスキー」の正体を探るべく山形県最上郡に足を運んだ。
村の人から話を聞き、「泣き痛や」の正体が通称『二月泣きイタヤ』であることを突き止める。
『二月泣きイタヤ』とはイタヤカエデの樹液のこと。
この樹液とウイスキーを1:1で割ったものが「なみだのウイスキー」だった。
そして、優に母との思い出が詰まった「なみだのウイスキー」を味わってもらうのだった。
【登場したお酒】なみだのウイスキー、サムライ
第9話｜ブラインドピッグ
雪の屋台バーに珍客が現れる。
それは、なんと豚。そう、あの動物の豚である。
そして、結局、この豚は家までついてきてしまった。
騎帆や日代子に文句を言われながらも最終的には”番豚”として家で飼うことになった。
名前はバンブー。
【登場したお酒】バンブー
第10話｜花びらと爆弾
3年前、ある男が雪のバーで1杯のカクテルを頼んだ。
男は何年か色のない景色を見ることになるから鮮やかな色がみておきたいとオーダーする。
雪は淡い桜色のカクテル「桜フィズ」を提供した。
そして、もう1種類作りたかったが材料がないため今年は作れないと伝えると、男はお金を置いて去っていった。
月日が経ち、男は再び雪のバーを訪れる。
3年間服役をしていた男は雪のバーで飲んだカクテルが忘れられなかった。
男は3年前に飲むことができなかった2杯目のカクテルを注文。
雪は「すみれフィズ」を提供した。
【登場したお酒】桜フィズ、すみれフィズ
第11話｜リヴァイブ
雪は屋台バーの修理のため幼馴染で「なんでも修理屋」の祥子のもとを訪れた。
祥子のもとには雪以外にも多くの人が訪れ、各々の修理して欲しい品物を持ち込んでいた。
忙しそうに働く祥子だがどこか元気がない。
それを察して雪は「死者を蘇らせるもの No.2」を提供する。
祥子は酔いながらも雪に感謝の言葉を伝えた。
屋台は無事に直り、そしてBAR『衛星』というお店の名前が決まった。
【登場したお酒】死者を蘇らせるもの No.2
第12話｜献花
第1話で村雨を飲んだ会社員の男はとある目的のために雪を探していた。
ネットやSNSの情報からBAR『衛星』の位置情報をキャッチし、早速足を運んだ。
BAR『衛星』では雪がお客さんにカクテルを振舞っていた。
客は自分の推しキャラが作中で死んだことを悲しんでいる女性だった。
雪は献花の意味を込めて「ローズペダルモヒート」を作った。
類稀なるセンスと力量を目の当たりにして、男は雪へある依頼をする。
【登場したお酒】ローズペダルモヒート
第13話｜蛇
月下美人の村雨を飲んだ男は改めて剣堂と名乗り、名刺を雪に渡した。
剣堂は表舞台から姿を消した香港No.1バーテンダーのアシュレイ・フー、通称「蛇」と呼ばれる人物を探していた。
フーは美味い酒を持ってくるなら会ってもいいという条件を出していたが、これまでに珍しい酒や著名なバーテンダーの訪問を伝えても一向に会ってもらえないでいた。
そこで雪にフーが興味を持つような酒を作って欲しいと剣堂は頼みに来たのだった。
雪ははじめ断ろうとしたが、提示されたギャラを見てオファーを受けるのであった。
【登場したお酒】テキーラサンライズ、メアリーピックフォード
第14話｜モンスターマンション
雪と剣堂は香港に到着し、早速フーを探し始めるが剣堂がスリにあってしまう。
剣堂はスリを追いかけ、雪は一人になってしまった。しかも、雪は飛行機で酔ってしまっていて、道のはじでうずくまっていた。
そんな時、現地の女性・シャノンと出会う。
シャノンから薬をもらった雪はお礼に彼女の荷物を家まで一緒に持っていくことになった。
偶然、シャノンが住んでいたモンスターマンションが雪の訪問先だったのだ。
そして、シャノンの家には姉がいて、なんとバーカウンターが設置されていた。
シャノンの姉こそが、雪と剣堂が探していたアシュレイ・フーだった。
間も無く、剣堂も到着し、二人でフーが作ったカクテルを飲み、その腕前の高さに度肝を抜かれるのであった。
【登場したお酒】ウォッカギムレット
まどろみバーメイド｜第2巻の感想
登場人物が続々増える
第1巻は主に主人公の雪の話が中心で、サブキャラは同居する騎帆と日代子くらいしか出てきませんでした。
2巻はペットのバンブー、幼なじみで”なんでも屋”の祥子、第1話からの再登場となる剣堂、そして香港No.1バーテンダーのアシュレイ・フーと続々新キャラが追加されて物語に深みと幅が出てきました。
雪が1話ごとにお客様の悩みを解決するの良かったですが、やっぱりキャラが増えると今後の展開を期待してワクワクしますよね。
特に、香港No.1バーテンダーのアシュレイ・フーと雪がどのように絡むのかが注目です。
雪の人間らしさが深掘りされる
1巻では基本的に雪がお客様の悩みを解決するようなカクテルを作るというのが話の基本構成だったため、お客様の過去や雪のバーテンダーとしての腕前のすごさが際立っていました。
その分、どこか雪という人物はロボットのように正確にカクテルを作るマシーンのようなちょっと無機質なイメージが強かったです。
2巻では周りの人の絡みやお客とは違う新キャラとの絡みで雪の人間らしさがより深掘りされてますます”雪”というキャラクターが好きになりました。
やっぱり、主人公が活躍する漫画っていいですよね！
カクテルのウンチクも豊富
2巻も多種多様なカクテルが登場します。
「なみだのウイスキー」「死者を蘇らせるもの」、そしてフーがシェイクした「ウォッカギムレット」が飲みたくなりました。
酒好きにはたまらない漫画です。
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まとめ
「まどろみバーメイド」2巻のあらすじと感想でした。
美人の凄腕バーテン・雪に加えて新キャラが続々と登場して、物語の面白さが加速しています。
どの話も美味しそうなカクテルが出てくるのでお酒が好きな人、グルメ漫画が好きな人には引き続きオススメできる漫画です。
